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0122先週の講壇_ヨハネによる福音書 16 章 1 15 節 「 御聖霊なる神様の働き 」

牧師 松矢龍造


復活されたイエス様は、どうして天に昇られず、地上に留まられなかったのでしょうか。神様でありながら人となられたキリストは、ただ一か所で少数の人を相手にしかできませんが 、 御聖霊なる神様は、同じ時に、各所で、 多くの人々を、導き保護することがお出来 になります。イエス様が十字架にかかり、復活され、ペンテコステの時に、真理の霊である御聖霊なる神様が降られた後に、弟子たちは、イエス様が言われていたことを思い出しました。イエス様が、地上におられた時には、イエス様が助け主でした。また真理の御霊様が来られないと、一度に語っても、弟子たちには理解できないから、多くを語られませんでした。

イエス様が、死なれることは、この時、弟子たちにとって悲しみ、憂い、悲嘆、苦悩、苦痛以外の何ものでもなかったのです。私たちにとっても、キリストの十字架と復活がなかったなら、苦難や悲嘆は、空しいだけです。 かつてノーベル平和賞を受賞されたマザーテレサさんの言葉に「苦しみ」というものがありました。「苦しみは、それ自体としては意味を持ちません。キリストと共に苦しまれた時、初めて意味を持ちます。」

しかし私たちの苦悩や悲嘆が、キリストの十字架と復活と、結び合わされた時、初めて重要な意味あるものとなってゆきます。この悲しみや苦しみと、キリストを結びつけることを助けるのが、御聖霊であり、それは、一部の弟子ではなく、世界中のキリスト者に及びます。

加えて 真理の御霊様が、私たちを教えてくださいます。御聖霊なる神様は、この世の罪について、いかに間違った考えを持っているかを示されます。イエス様を信じないことは罪です。そして世に自分たちの罪を悟らせ、悔い改めへと導かれます。また、イエス様が、義であり聖なる使命をもっておられたことが、イエス様の復活と昇天によって証明されます。そして御聖霊は、信じる人々に、神の義の基準を明らかにし、正しい生き方を示されます。さらに、裁きについては、この世の支配者である悪魔と悪の勢力が断罪され、裁かれることです。イエス様の十字架は、サタンへの裁きの場でもありました。イエス様は、真理であるので、真理であるイエス様を証しする故に、御聖霊は、真理の霊と言われています。 真理の御霊様は、私たちに、イエス様の人格と、教えの言葉と業の意義について悟らせてくださいます。

そして特に、私たちを真理に導く内容は、次のことです。私たちが、自分の罪を告白し、キリストを信じるなら、父なる神様は、私たちが義であると宣言し、私たちを、罪の裁きから救い出してくださいます。

私たちの救いは、父なる神様の愛による選びと、御子の十字架と復活、そして御聖霊の導きと適応において私たちに臨みます。あなたも、この三位一体の主による救いを求めませんか。そして父と子と聖霊なる神様と、私たちとの交わりが、いかに素晴らしいかを証してゆきませんか。

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