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0305先週講壇_ヨハネによる福音書 17 章 20-26 節 「 すべての人を一つにしてください 」 牧師 松 矢龍造

牧師 松矢龍造


世界中で一つになれずに苦しんでいます。白人と黒人、西側と東側、イスラエルとパレッスチナ、身近な親戚同士や、夫婦や親子の関係など、分断と争いが見られます。そして霊的には天と地が一つとなれずにいます。

その中で、教会が一つとなっている時に、父なる神様が御子を遣わされることを信じるよう

になり、教会が一つとなっているときに、父なる神様が、イエス様を愛しておられたように、弟子たちをも愛しておられることが、世に知るようになります。

今日の御言葉は、弟子たちの証の言葉によって、信じるようになった人々、すなわち後の教会の為の祈りです。いわば1900 年以上も前に、私たちの為に祈って下さったのです。この一致は、ただ神様のご臨在と力とにより、賜物として生き出されるものです。私たちが、キリストに連なる時、私たち全ては互いに霊的に連なっています。ですから霊的な一致は、すでに存在しています。その一致を保つようにすることです。

この一致を保つことは、単に形式的、表面的、組織的な一致ではありません。それはイエス様の真意ではありません。愛の共同体としての教会の一致のことです。その時に、世は、父なる神様が、イエス様をお遣わしになったことを信じるようになります。主イエス様が、信仰者の内におり、父なる神様が、主イエス様の内におられることによって、父なる神様の愛が、主イエス様を通して、信仰者に注がれます。あたかも、キリスト愛するように、父なる神様が、キリスト者を愛することができるのは、主イエス様が、キリスト信者の中におられるからです。この神様ご自身の家族が、地上に形作られたなら、父なる神様が御子をこの世に遣わされ、御子を愛されているように、教会の一人ひとりを愛しておられることを、世が知るようになります。まさに宣教の前進となります。キリスト者はみな、等しく、復活の栄光を頂いているのです。キリストを見ていると、御父を見ているようであったが、クリスチャンを見ていると、キリストを見ているようだと、世の人々から見られる、愛の教会共同体の形成を願い、祈ります。

内的な霊的一致は、必ず外なる一致を伴います。私たちの信仰の本質は、キリストの十字架と復活を信じていることです。また使徒信条の内容である、三位一体の神様を信じていることが本質です。それ以外は、周辺のことです。本質以外は、多様性を認め合い、寛容な信仰生活となりますように。そして、ご聖霊による一致を保ち、父・子・聖霊なる神様との交わりの中で、隣人に証しする、信仰と希望と愛の共同体と、さらになって行きませんか。

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