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1010先週_ヨハネの黙示録21 章22 節~22 章5 節 「天の都・天の故郷」

  • 執筆者の写真: CPC K
    CPC K
  • 2021年10月9日
  • 読了時間: 3分

牧師 松矢龍造


天の故郷、天の都は、どんな所なのでしょうか。前回はその外観でしたが、今日の御言葉に

は、その内観が記されています。先ず地上に比べて、五つのものがありません。第一に、この都には、神殿がありません。地上の神殿は、創造主なる神様との会見の場であり、身代わりとしての動物の血が注がれ、罪の贖いがなされる至聖所がある場所でした。ところが天の都には、全能者である父なる神様と、小羊なるキリストがおられます。そして救いの完成がなされますので、これ以上の贖いが必要ではありません。父なる神様と、御子キリストが、神殿と言われていますから、他の建物としての神殿も至聖所も必要としません。加えて、神殿は、神の民にとって、神様の臨在の中心であり、礼拝の最も重要な場所でした。けれど天の都では、至るところで、霊と真をもって神様を礼拝することができます。新しい天のエレサレムでは、全ての神の民が、神様と顔と顔を合わせて見、讃美し、礼拝を捧げます。

第二に、太陽と月がありません。神の栄光と、世の光なるキリストがおられるのですから、

決して消えることのない永遠の光があります。この光は、善なる純粋で、真実で、聖なる信頼できるものを表しています。第三にないものは、都の門が閉じられることがないのです。天の都には、最初から邪悪なものや、反キリストの勢力の人々が入る危険がまったくないで、都の門が閉じられる必要はないからです。第四にないものは、夜がありません。夜や闇は、罪深く邪悪なものの象徴であり、悪の力や死の象徴でもあります。神の栄光と、世の光なるキリストがおられるのですから、決して消えることのない永遠の光があります。この明かりがあるということは、闇や悪の力が、永遠に打ち倒されていることの証拠です。そして平和を損なうような敵対する力は、一切存在しなくなります。そして第五に、呪いがまったくありません。人類の始めであるアダムとエバが、堕落した際に、この地上の世界に呪いが入ってきました。律法の呪いから、神の御子キリストが解放して下さり、天では呪いそのものが完全になくなります。

次に天の都において、地上にはないものが少なくても、今日の御言葉においては、五つあり

ます。第一に、水晶のように輝く命の水の川です。第二には、命の木が存在します。第三に、天の都には、父なる神様と小羊なるキリストの玉座があります。第四に、神様の栄光が、都を照らします。そして第五に、神の都は、神様ご自身の、完全な臨在に満ちています。永遠に天のエルサレムは、永遠の安住の地となります。

神様に愛されている皆さん、天の都では、完全に呪いが何一つなくなります。その前に、地

上において、キリストの福音よって、呪いから祝福に変えられる恵みに預かり、これに生かされ生き、御聖霊の良き実を結んで行きませんか。

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