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2022.9.25NGWコヘレトの言葉 12 章 13 節『神様は何よりも、ご自分の命令を守ることを、求めておられる』

  • 執筆者の写真: CPC K
    CPC K
  • 2022年10月2日
  • 読了時間: 5分

「すべてに耳を傾けて得た結論。『神を畏れ、その戒めを守れ。』これこそ、人間のすべて。」


牧師 松矢龍造


神様が私たちに対して、一番何よりも求めておられることは、なんでしょうか。うそをつかないこと。イエス様を信じること。罪を悔い改めること。今日の御言葉によれば、それは神様を恐れ敬い、神様の戒めと命令を守ることです。その戒めと命令の中心は、心を尽くして、主なる神様を愛し、隣人を自分と同じように愛することです。

イスラエルの最初の王であるサウル王に言われた言葉も同じです。サムエル記上 15 章 22 節 23 節「サムエルは言った。『主が喜ばれるのは、焼き尽くす献げ物や、いけにえであろうか。むしろ、主の御声に聞き従うことではないか。見よ、聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは雄羊の脂肪にまさる。反逆は占いの罪に、高慢は偶像崇拝に等しい。主の御言葉を退けたあなたは、王位から退けられる。」


預言者ミカを通しても、同じことが語られました。6章 6~8 節「何をもって、わたしは主の御前に出で、いと高き神にぬかずくべきか。焼き尽くす献げ物として、当歳の子牛をもって御前に出るべきか。主は喜ばれるだろうか、幾千の雄羊、幾万の油の流れを。わが咎を償うために長子を、自分の罪のために胎の実をささげるべきか。人よ、何が善であり、主が何をお前に求めておられるかは、お前に告げられている。正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと、これである。」


ソロモン王は、自分ではそういいながら、実際は、これを守れませんでした。そして人生最後に来て、本当は人間にとって一番大切なことは、主の命令に聞き従うことであったと告白したのが、今日の中心の御言葉です。「すべてに耳を傾けて得た結論。『神を畏れ、その戒めを守れ。』これこそ、人間のすべて。」

ソロモン王のお父さんは、あの有名なダビデ王でした。このダビデ王からも、遺言の言葉として、主なる神様を恐れ敬い、その戒めを守ることが最も大切だと聞いていました。

そのソロモンがどうして、道を外れて行ったか。それは、多くの女性を妻にしてしまったからです。700 人の妻と、300 人の側女がいたと言われますから、合計 1000 人の奥さんがいました。

申命記 17 章 17 節ではこうあります。「王は大勢の妻をめとって、心を迷わしてはならない。銀や金を大量に蓄えてはならない。」イスラエルの男性は、他国の女性と結婚してはならないと言われていました。それは結婚した妻の母国の偶像の神々が持ち込まれて、それらを拝む誘惑にさらされるからです。ましてや国の代表である王に対しては、模範を示さなければなりませんでした。

ソロモン王は、国と国が仲良くするためだと言い分けをしながら、1000 人の女性と結婚して、多くの偶像の神々が持ち込まれて、ソロモンの心は、どんどん唯一の創造主なる神様から心が離れてゆきました。

主なる神様は、二度もソロモンに現れて、他の神々に従ってはならないと戒められました。しかしソロモン王は、神様からの戒めを二度とも、退け、戒めを守りませんでした。

ソロモン王は、繁栄したり、権力が増大したりして、自由奔放になり、それらが神様からの祝福と勘違いをしていました。霊的に無知であり、罪に鈍感となり、彼には世の知恵があっても、妥協や情欲には、ノーと言えませんでした。

本来、偶像を拝んではならないことは、イスラエルの民の本分でした。出エジプト記 20 章 3~5 節「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。」

申命記 5 章 7~9 節にも「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。」

それでは、不従順に陥ることがないようにするためには、どうすればよいでしょうか。第一に、神様の御言葉に毎日触れ続けることです。申命記 17 章 18 節 19 節「レビ人である祭司のもとにある原本からこの律法の写しを作り、それを自分の傍らに置き、生きている限り読み返し、神なる主を畏れることを学び、この律法のすべての言葉とこれらの掟を忠実に守らねばならない。」

第二に、神様の創造から始まって、死後の最後の審判に至る壮大な時の流れの中で、自分の人生を見ることです、一時の快楽や欲望で、人生を見てはなりません。創造から死後の最後の審判の流れの中で、自分の人生を見て行くことが、人生の意味を正しく理解し、正しい生き方に導かれて行きます。

第三に、自分の力では、完全に主の戒めを守ることは出来ません。ですから、ご聖霊なる神様の力と助けを祈り求めることです。ガラテヤの信徒への手紙 5 章 22 節 23 節「これに対して、霊の結ぶ実は愛であり、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制です。これらを禁じる掟はありません。

第四に、日々悔い改めることです。毎日完全に、主の命令と戒めを守ることは不可能です。毎日の終わりに、罪の告白をしてから眠りにつくことが大切です。人間は、創造主である神様のもとに立ち返って、初めて真の人間となり得ます。

第五に、神様と死の解決と愛がなければ、全ては空しいことを、いつも心に留めることです。どんなに財産や名声があっても、心の核と中心に神様がおられないなら全ては空しい。また死の解決が出来なければ、全ては空しい。そして、愛がなければ、全ては空しく、空のです。


神様を恐れ敬い、神様の命令を守ることが、人間にとって、最も平安です。また神様の栄光を表し、神様と人を愛することが、人間にとって最も幸せなことです。そして人間の知恵と理解には限界がありますから、たえずご聖霊なる神様の助けを祈り求めることです。あなたもご聖霊の導きに従ってゆきませんか。

お祈り致します。

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